人の善意につけこんで、自分が得をしようとする人って時々いますよね。どんなに親しい友人でも、損得を考え始めたら対等な関係は保てないのではないでしょうか。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

海外通販にハマる友人

友人のA子は、1年ほど前から海外の通販サイトで服やコスメを買うのにハマっています。
それだけならいいのですが、問題は、そうして買った商品をこちらに押し付けてくること。
「あなたの分も買っておいたよ!」という優しげな言葉と共に、ちゃっかり代金を請求されるのです。

友人関係が壊れるのが嫌で、最初は「まぁいいか」と数千円を払っていました。
でも、その頻度がどんどんエスカレートしていくにつれ、私の心にはモヤモヤが募り始めました。

モヤモヤが募る

そもそもA子から押し付けられる商品は、どれもこれも私の好みとはかけ離れています。
ある日、鮮やかなグリーンのワンピースをA子に勧められました。さすがにこれは着られないと思い、「ごめん、これはちょっと……」と返事をしたのですが、A子からは「せっかく買ったのに! 今回は特別に4000円でいいから!」という返事が。

そもそも頼んでいないのに……。それに、4000円だって決して安くはありません。
この時、私ははっきりとA子の魂胆に気づいてしまいました。彼女は私を送料無料要員、いわば【お得意様】として利用しているのだと。