筆者の友人H子はもともとドライな性格で、ママ友とも一定の距離を保っていたのですが、なぜか一人空気を読まずに話しかけてくるママ友がいて!?
実はそこには深い理由があったそうです……。
空気を読まずに話しかけてくるママ友Aさん
私はもともと、あまり友人とベタベタしたくないタイプです。
親になってからも、娘が通う幼稚園のママ友とは一定の距離をもって接していて
「みんなでランチしませんか」
「幼稚園のあと、子供たちと公園遊びはどうですか?」
と誘われても
「用事があるので」
と断っていました。
しかし、空気を読まずにやたら話しかけてくる人が一人。
ママ友のA子さんです。
「今日は寒いですね」から始まり、
「娘さんも幼稚園に慣れました?」
「いつも髪の毛素敵。どこの美容院で切ってるの?」
など、グイグイと質問してきます。
失礼ながら、鬱陶しく感じることも。
娘がある日「幼稚園つまらない」
しかしある日娘が帰ってくるなり
「幼稚園つまらないんだ」
と元気がない様子。
心配して聞くと、すでにクラスには仲良しグループができていて、幼稚園が終わったあとみんなで公園に行って遊んでいたり、それぞれの家で誕生会を開いているとのこと。
ママ同士が企画しているらしく、ママ友と交流がないせいで娘がなかなか誘われないことに気づきました。
A子さんに思い切って相談→真実を知る
そんな時、いつものように話しかけて来たA子さんに、
「実は……」と思い切って相談します。
すると
「私も心配していたの」
とA子さん。
今まで話しかけてくれたのは、私の娘が輪に入れないことを心配していたからでした。
「話しかけられたくないの分かってたけど、どうしても気になって。ごめんね」
とA子さん。
「私のために話しかけてくれたんだ。それなのに、気づかずに失礼な態度を取ってしまった」
自分が独りよがりだったことに改めて気づき、反省しました。
その後は無理のない範囲で幼稚園のママ友たちと交流を持つように。
A子さんも私の性格をわかった上でサポートしてくれて、おかげで娘も徐々に友達ができるように。
あの時、話しかけ続けてくれたA子さんには今も感謝しています。
【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。