そんなIに対し、Iの兄嫁である義姉は「またダメだったの?」と心無い言葉を浴びせてきます。
義姉による否定の言葉に深く傷つくIでしたが、その後、思いがけぬ展開が待ち受けているのでした。
義姉の攻撃
「Iさん。あなたまた街コン行ってたの? で、成果は? あ、その顔だとまた何もなかった感じか~!」
街コンから帰宅すると、兄と義姉が実家に遊びに来ており、実家暮らしのIは義姉から開口一番そのようなことを言われました。
ちなみにIと義姉は共に32歳です。同い年の為なのか、何かと義姉はIの婚活について、からかうような発言を行ってくるとのことでした。
「もう時間の無駄だから、街コン行くのやめたら? 私は夫と自然に出会ったし、結局、縁のない人は何したって結婚なんか出来ないんだよ」
このような言葉に胸を痛めながらも、控えめなIは上手に受け流します。
遂に奇跡が
しかしそんなある日、ようやくIは街コンでビビっと来る相手に出会いました。
ちなみに相手は、2歳年下のハイスペイケメンです。
こうして2人はトントン拍子に交際をスタートさせ、交際半年後には結婚の運びになりました。
それに対し義姉はビックリ仰天、度肝を抜かれてしまったと言います。
Iと夫の結婚式が、誰もが羨む高級ホテルにて盛大に行われたこともあって、義姉は心底、悔しそうな表情で参加していたそうな。
自分の予想に反してIが幸福を掴んだので、それが面白くなかったのでしょう。
粘り勝ちが人生にはある
それから有難いことに、Iと義姉は疎遠になりました。
ハイスペ夫と幸せに暮らすIを見ていられず、義姉の方から距離を置いたと言います。
義姉のことが苦手だったので、Iとしてもホっとしました。
世の中、一発で上手くいくこともあれば、100回挑戦して失敗することだってあります。
それでも101回目には、成功が待っているかもしれません。
今後は義姉にも、頑張っている人を否定するのではなく、温かい言葉を投げかけて欲しいものですね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。