「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉があるように、お金の貸し借りは対人関係にヒビが入る危険な行為です。今回は友人から聞いた、友情にヒビが入ったエピソードです。

切羽詰まった様子の友人

金遣いの荒い友人A子から「急な出費で5万円貸してほしい」と連絡が来ました。
絶対に返すと言いますが、A子には以前もお金を貸したことがあり、なかなか返してもらえず催促するのに苦労しました。
正直なところ、もうお金を貸したくありませんでした。しかし電話口のA子はかなり切羽詰まっており、何度も懇願された私は、返却期限を設け、渋々ですが承諾することにしました。

それまでへらへらしていたA子も「警察」というワードを出されてびっくりしたのか、しおらしい態度になり、1週間後にやっと5万円を返却してくれたそうですが、この出来事をきっかけにA子とは自然と疎遠になったそうです。
まさか自分が欲しいカバンの為にお金を借りたなんて驚きですね。こんな事ではA子の周りからは誰もいなくなってしまいそうですね。これを機に考え方を改めてくれるといいのですが……。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:ねこの
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。