今は少なくなったかもしれませんが、親戚が集まる席などで、女性が食事の支度や配膳をしたうえに、男性にお酌をして回るという暗黙のルールがあるところも多いですよね。今回はこの暗黙のルールを押し付けられそうになった時、まさかの救世主が登場した経験のある筆者の知人、Cさんのお話です。
親戚の集まりで義実家に
Cさんは当時、旦那さんと高校生の息子との3人暮らし。
ある年の初めに、十数年ぶりに親戚が集まることになり、家族で義実家に行くことになりました。
義実家は車で数時間かかる田舎町で、実はCさんは義実家に帰省をする際、いつも気が重くなるのでした。
なぜなら義実家に帰省をするたびに近所の親戚が集まり、大人数での宴会が開かれるからです。
義両親や親戚たちは悪い人ではないのですが、義母やCさん、兄嫁や旦那さんの従姉妹など女性たちが食事の支度やお酒の準備をして忙しく動いているのに、男性たちはそれを手伝いもせず座っておしゃべりをしているのです。
しかも女性たちは忙しく働く合間に男性たちにお酌をして回らなければならず、ゆっくり食事をする暇もありません。
いかにも昔ながらのその風習に、Cさんはいつもうんざりしていました。