忙しい子育ても落ち着いてくると、新たな分野にチャレンジしたくなる、という人もいるのではないでしょうか?
挑戦したい思いを尊重してくれる夫がいる一方で、妻の充実っぷりに嫉妬する夫もいるようで……。
筆者の知人から聞いた最低な夫のエピソードをどうぞ。

子育て

これは先日、私が夫に心底呆れたお話です。

私たち夫婦はずっと共働き世帯。でも、夫は『俺にはよく分からないから』と娘2人の育児を完全に私任せだったので、私は仕事と家庭の両立に毎日大忙しでした。

自分の時間もなかなか取れず大変な思いもしましたが、とにかく娘たちを立派に育てあげることが何よりの生き甲斐にもなっていたのです。

それから月日は流れ、娘たちもようやく成人に。子育てが一段落した私はちょうどそのとき50歳という節目の誕生日を迎えました。

そこで『忙しくてなかなかできなかった、やりたいことに挑戦しよう!』と思い立ったのです。

挑戦

その日を境に、ずっと興味があった絵画に独学で夢中になったり、フラダンス教室に通ったりするように。

未経験からの挑戦は苦戦することばかりでしたが、初めて尽くしだからこそ、とても楽しく取り組めていました。

『パワフルなお母さん素敵!』と娘たちからも褒められて応援されるようになり、より夢中になっていったのですが……。

夫は充実している私が妬ましいのか、ずっと不機嫌。あからさまにため息をつかれ、怪訝そうな目で見られることが何度もあったのです。

そんな夫の様子が気になりましたが『人生一度きりだから後悔したくない』とやりたいことに熱中していました。

酷すぎる!

すると、アクティブに動き始めて3か月、夫が急に私にはなった言葉に思わず絶句!

「お前、最近調子乗っているだろ」
「アラフィフがダンスとか、痛々しい」
「家事がおろそかにならないようにな」

おふざけ口調だったものの、今楽しんでいる私を否定するかのような、酷い言葉に戸惑っていると……。

娘たちよ、ありがとう

「新しいことに挑戦するお母さんのどこがおかしいの!?」
「そうやって妬むお父さんの方が醜いわ」
「育児も家事も家のことは何もしないくせに」

娘たちが私の味方に! 2人ともすごい剣幕でブチギレてくれたおかげで夫はタジタジになっていました。

その後夫にしっかり謝罪するよう促すことまでしてくれた娘たち。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

【体験者:50代・女性会社員、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。