相手はあくまで『よかれと思って』と申し訳なさそうに言ってくるからこそ、対応に悩みますよね。
今回は筆者の知人A子から聞いた、厄介な友人エピソードをご紹介します。
はっきりした性格の友人
これは以前あった、友人B美とのトラブルです。B美とは会社の同期として出会いました。
明るくハキハキとした性格のB美は素敵なところもたくさんあるのですが、あまりにも正直すぎるところがネック。
「ごめんだけど、太った?」
「やっぱりそうだよね、顔が大きくなったもん~」
「服がパツパツできつそうだね」
『申し訳ないけど』
思ったことをはっきり伝える性格はまだ受け入れられるものの、こちらが気にしているナイーブな内容にも突っ込んでくるB美。
特に厄介だったのが『申し訳ないけど』とわざわざ前置きしてから失礼なことを言ってくることでした。
「申し訳ないけど、ニキビ酷いね」
「申し訳ないけど、メイク変だから」
仕返し
『申し訳ないって謝れば何を言っても言いわけじゃないよ』
『棘のある発言をする前に、相手の気持ちを考えて』
そうB美に何度も注意したのですが、その後もあまり改善されることはありませんでした。
そこであるとき、私もB美に同じことをしてみたのです。
「申し訳ないけど、肌荒れすごいよ?」
「吹き出物が気になるね」
すると、B美は気にしていたことだったのか、烈火のごとく怒り出すではありませんか!
「A子、失礼すぎるでしょ!」
「人としてどうかと思う」
「本当、最低だね」
やっと分かってくれた
あまりにも激怒するので、私もこれまで嫌だったことを改めて伝えました。
「『申し訳ないけど』って一応謝ったよ?」
「毎回そう前置きして失礼なことを言っているの、自分で気づかない?」
自分が同じように言われて、ようやくこれまでの言動が失礼だったと気づいたB美。すぐに謝ってくれました。
とはいえ、『申し訳ないけど』『ごめんだけど』と先に謝るくらいなら言わないでほしいと思った出来事でした。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。