筆者の知人女性Mは、30代後半の独身女性です。Mはアプリで出会った既婚者の弁護士男性と不倫関係を結びます。
経済力のある不倫相手に夢中になり、彼とのラグジュアリーなデート内容を周囲に自慢しまくるM。
ですがその先には、幸せとは言い難い結末が待ち受けていました。

SNSで不倫デートを自慢しまくり!

「また高級レストランに連れて行って貰ったのよ! 良いでしょ~?」
私の知人女性Mは、不倫相手とのデート風景をSNSにアップしまくり、周囲に見せびらかしていました。
そこに載っている写真はどれもこれも煌びやかですが、実際は不倫ですから「羨ましい」とは言えないのが本音です。

しかしMは私達のそんな心中を察することなく、3つ年上の不倫相手について惚気まくりました。
「彼が既婚だって私は構わないの! だって、こんなにゴージャスなデートで楽しませてくれる男性が他にいる? あ~! 私って本当に幸せ者よね!」
そう語るMでしたが、残念ながらその幸せは長くは続きません。

急にフェードアウト

「なんで? 急に彼と連絡が取れなくなっちゃったんだけど!?」
自慢の弁護士不倫相手と音信不通になってしまったとのことで、Mはパニック状態に陥りました。
なんでも、LINEの未読スルーが続くので「おかしい」と思い調べたら、ブロックされていたそうです。

「あんなに楽しい時間を共に過ごしていたのに……。こんなの酷い!」
怒り狂ったMは、驚いたことに興信所を使って、不倫相手の家の住所を調べ上げました。
そしてあろうことか、不倫相手の家に直接突撃したのです。

大人な関係で終わらず泥沼化

Mが不倫相手の家に乱入したことで、案の定、不倫相手の家族にも2人の関係が露呈してしまいます。
不倫相手がMに「なんでこんなことをしたんだ?」と尋ねると、Mはこのように返答しました。
「捨てられたからには、2人で地獄に落ちてやろうと思った」とのことです。

不倫相手としては「Mと大人の割り切った関係を楽しんで、飽きたからオシマイ」位の感覚だったようですが、あいにく、Mの方がそれを許しませんでした。
「愛していたからこそ、一緒に罪をも背負いたい」
そんなMの願望通り、最終的には2人揃って不倫相手の妻に慰謝料を支払うこととなったそうです。

Mには勿論、全く同情出来ませんが、一人逃げしようとした不倫相手にとってもまた、自業自得の結果と言えるでしょう。

【体験者:30代・独身女性、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。