今回は筆者の知人A子から聞いた【タカリ系姑】とのトラブルエピソードをご紹介します。
お金ばかりの姑
私は、初めて会ったときから姑が苦手でした。
というのも、初対面で『お仕事は何?』『どのくらい稼いでいるの?』とお金のことばかり聞かれたから。
失礼すぎる質問攻めに困惑しましたが、それなりに有名な会社に勤めていることを話すと、途端に笑顔になる姑。
「息子と結婚するならあなたも私の娘同然に思うようにするわね♪」
そう言われたときは『快く家族として受け入れてもらえたのかな』と嬉しく思っていたのですが……。
外食
結婚した途端に姑は毎週のように外食に誘ってくるようになったのです!
断ると『私をのけ者にして2人だけで美味しいもの食べるつもりね!?』とずっとグチグチ嫌味を言われる始末。
渋々夫と予定を合わせ、月に数回3人で姑が望んだレストランで食事をしました。
食事を一緒に食べることに不満はなかったものの、毎回食事後にはモヤモヤした気持ちに。
というのも、姑が選んだレストランはどれも高級と呼ばれる分類。
それなのに、毎回食事が終わるや否や姑はササっと車に行ってしまい、決まって支払いは私たちだったのです。
タカリ系だった!
私たちが支払うこと10回以上。さすがに毎回なので、私だけでなく夫もモヤッとしたのか『今月は俺の誕生日だから母さんたまには奢ってくれないか?』とお願いしてくれました。
でも、姑はまさかの断固拒否!
「あなたを育てたのは私よ?」
「その分息子が働いたお金は私のお金でしょう」
「もちろん娘だと思っているA子さんもね」
反撃
『さすがに酷い!』と思った私たちは反撃に出ることに。
とある高級レストランで夫と食事後お手洗いにと席を立ち、そのまま帰ったふりをして姑に『お会計お願いします』とLINEしてみたのです。
すると、LINEに気づくや大焦りする姑。夫にも私にも何回も電話がかかってきました。
何かあったのかと席に戻ると、どうやらお財布すら持ってきていなかった姑。これには温厚な夫もさすがにブチギレて一喝してくれました。
「母さんのやっていることは無銭飲食と同じだ」
「もう極力会いたくない」
愛する息子にそう言われてようやく反省したのか、それから過度に外食に誘ったり支払いを強制してきたりすることもなくなったのでホッとしています。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。