『反抗期の子どもへの接し方が難しい』そんな子育ての悩みを抱えてはいませんか?
多感な時期の子どもとどう向き合っていくか、頭を抱えているご家庭も多いでしょう。
今回は、筆者の知人から聞いた、反抗期の息子ならではのほっこりエピソードをご紹介します。

反抗期

これは、あれから3年経った今でも忘れられない冬の1月にあった出来事です。

当時、中学3年生の息子は絶賛反抗期真っ只中。

「いちいちうるさい」
「話しかけないで」
「放っておいてよ!」

とにかくちょっとしたことで暴言を吐かれ、無視されることもよくありました。でも、私はシングルマザーで息子と2人暮らし。

近くに両親や親族もいなかったので、
「1人親でも息子が辛い思いをしないように」
と日勤夜勤の仕事に励み、家ではなるべく息子と関わろうとしていたのです。

距離を置くも?

でも、息子はそんな私が鬱陶しいのか、だんだん自分の部屋に籠るように。

寂しくもどかしい気持ちもありましたが、迫りくる高校受験。『息子の行きたい高校ややりたいことを尊重しよう』と少しずつ気を遣って話しかけなくなっていきました。

そうして2人の間でほとんど会話しなくなった1月、いつものようにお皿洗いをしていると、部屋に行ったはずの息子が私のところに。

「何かあった?」
と尋ねると、息子はもじもじしながら私に『あげる』と言って何かを無理やりエプロンのポケットに入れてきたのです。