でも『何だか体が重いな』と思っても疲労が原因と何でも決めつけてしまうと、重大なケガや思わぬ病気を見過ごす危険性も……。
筆者の知人A子から聞いた、トホホなお話をどうぞ。
健康が取り柄
私は昔から健康が1番の取り柄でした。
健康診断ではすべて基準内。医師からも『どの項目でも健康そのもの』と褒められるほどです。
友達からも『A子はいつも若々しくて活力があって素敵ね』と羨ましがられることも多く、より健康には気を遣っていたのですが……。
目の疲れ?
「何だか変だわ」
「ボヤけてよく見えない」
最近、仕事が忙しくなったからなのか、何だか【目の疲れ】を感じるようになったのです。
ピントが上手く合わなかったり、新聞を読むときに文字が見えづらいと思ったりすることが増えていました。
「最近疲れが溜まっているみたい」
「しっかり目のケアもしないとね」
そう思ってホットアイマスクをして寝るようになるも、なかなか目の違和感が拭えず。
それでもずっと【眼精疲労】と思い込んでいた私。『市販の目薬をさしていれば何とかなるでしょ』と思っていたのですが……。
娘の指摘
それからもずっと見えづらさを感じながらいつの間にか1か月が経っていました。
そんなある朝、スマホの文字が読みづらくて高1の娘に『何て書いてある?』『何だか最近目が疲れていて』と話すと、まさかの反応が!
「お母さん多分疲れじゃないよ」
「【老眼】じゃない?」
老眼!?
ずっと健康で若々しいことが自慢だった私にとって、【老眼】というワードは思いもよらない指摘でした……。
娘の言葉に半信半疑になりつつも眼科に行くと、医師からも『老眼が始まっていますね』との診断。
これまで一度も付けたことがない眼鏡も勧められてしまい、急に身体の老いを感じて何だか悲しくなりました。
でも今となっては『老いに勝てる体づくりをしよう!』とより一層健康に気を遣うように。年齢とともに体も衰えていくことに気づけてよかったと思っています。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。