嫁姑トラブルを聞くと、嫁をいびりたい姑が多いような気がしますよね。それでも実際は「仲良くしたい」と思っている人も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者の友人A子さんは、予想外の嫁姑トラブルに頭を抱えているようで……!?

素敵な彼母の仕送り。憧れすら抱いていた

A子さんが彼氏と同棲していた時のことです。
遠方に住む彼母が、頻繁に仕送りをしてくれていました。

美味しそうな食べ物がほとんどなのですが、毎回達筆なお手紙入り。
そんな彼母の気遣いに、A子さんは心底感動していました。
家族仲があまり良くないA子さんにとって、彼母の仕送りは素晴らしく輝いて見えていたのです。

変わらない彼母に感謝。ところが……

数年後、A子さんはそのまま彼と結婚することになったのです。
結婚後も変わらず今の家に住み続け、義母となった彼母からの変わらない仕送りに感謝していました。

ある日も仕送りが届き、楽しく開封していた時の事でした。
沢山の野菜やお惣菜類、そして変わらず達筆なお手紙。
手紙は後で読もうと横に置くと、一番奥に小さな包み紙があるのを見つけました。
それは、予想外のとんでもないモノだったのです……。

色んな物で圧をかけてくるの、本当に勘弁してください……

小さな包み紙から出てきたのは、安産祈願のお守り。
それも、なんと3つも入っていたのです。

「孫は何人いてもいい、楽しみにしてる!」

手紙には相変わらず美しい文字で、丁寧にそう書かれていました。

それだけならまだよかったのですが、それ以来何かと「妊娠」に関わるものを送られるようになったのです。
「子宮を温める」というハーブティ、「妊娠中に取るべき!」と葉酸サプリ、さらに「胎教にいい」と、クラシックCDまで同封されるように。

大好きな仕送りだったのですが、もう受け取るのが苦痛で仕方がありません……。

まとめ

きっと子どもについて何も考えていない夫婦はいないはず。
焦る気持ちをグッと堪えて、出来る事なら口を出さず、温かく見守っていてほしいものです。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。