重く受け止め、親子で謝罪
帰宅した夫も交えて、息子と「何が悪かったのか」「SNSの危険性」などをじっくり話し合いました。
親として、息子の軽率な行動を重く受け止め、深く反省もしました。
そして、息子とともに被害を受けたクラスメイトに直接謝罪するため、相手の自宅を訪問させてもらうことに。
息子は目に涙を浮かべながら、自分のしたことを謝罪。
クラスメイトとご両親は静かに私たちの言葉を聞き、息子の謝罪を受け入れてくれました。
そして、これからも変わらず友人関係を続けると言ってくれたのです。
SNSとの向き合い方
この一件で、私たちは親子ともに、SNSの危険性を痛感することになりました。
以前の息子は、SNSをただの遊び道具のように考えていたのでしょう。しかし、今はSNSとの向き合い方を真剣に考えるようになりました。
さらに心に留めておかなければならないのは、画面の向こう側にいるのが、実在する人間だということです。
この一件で彼は自分の言葉は、想像以上に大きな影響力を持つということを身をもって学んだのだと思います。
たとえ悪気がなかったとしても、人の外見に対してとやかく言うのは良くないことだとよく理解できたことでしょう。
私も親として深く反省し、息子が二度と同じ間違いを犯さないように見守っていくつもりです。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。