今やSNSは多くの人が利用するツールになっています。しかし、SNSに没頭しすぎて、日常生活に影響が出てしまうケースもあるようです。今回はSNSに囚われすぎた娘とのエピソードを、子育て中の友人が聞かせてくれました。
軽い気持ちで始めたSNS
中学1年生の娘がSNSを使い始めたのは、友達とのコミュニケーションの延長線上でした。
最初は、今日の給食が美味しかったこと、友達と遊んだ時の写真、飼っているハムスターの愛らしい仕草など、他愛も無い日常の出来事を投稿しては、友達からコメントが来たり「いいね!」をもらえることを喜んでいたようです。
徐々に承認欲求に苦しむようになり?
しかし、やがて「いいね!」の数やフォロワー数を異様に気にするようになってきたのです。
家族で外食に行っても、料理が来るなりスマホで写真を撮り始めます。料理が冷めても、家族の会話にも上の空です。
旅行先でも同じでした。美しい景色を眺めたり、珍しいお土産を探したりするよりも、SNS映えするスポットばかりを探し求めます。
「こんな場所じゃ『いいね』をもらえない」「もっと映えるところじゃないと!」が口癖の娘に、私や他の家族も思わず眉をひそめました。