子育てには正解がないので、理想と現実のギャップに悩むこともあります。とくに、お子さんが特別な支援を必要とする場合、適切な検査や支援を受けることが大切です。今回は筆者の友人Tさんが、長女Lちゃんの子育てで経験したエピソードをご紹介します。
幼児のころから、知識欲が旺盛な女の子
現在小学4年のLちゃんは、3歳ごろから絵本が大好き。
幼稚園児のときは、植物図鑑や宇宙図鑑を持ち歩くほどでした。
知識欲が旺盛で賢い子だったので、小学生になっても勉強が得意でした。
そのため、母親のTさんも安心していたのですが……。
2学期ごろから、Lちゃんの行き渋りが始まり、付き添い登校をするようになりました。
文字を重ねて書き、音読もできない
そのころから、Lちゃんに異変を感じ始めました。
漢字を書き写すときに文字を重ねて書いたり、枠からはみ出て書いたりするのです。
また音読の宿題のときは、何度練習をしてもスラスラ読めず、単語を拾い読みしていました。
Tさんは、視力が極端に弱いのかな? と思い、眼科で視力検査を受けさせました。
しかし、視力や見え方には問題はなし。
Lちゃんの勉強の遅れが心配だったので、近所の塾に通わせることにしました。