バイクを貸して!
私は趣味でバイクを何台か所有しています。
そのなかには普段あまり使わないものの、小回りが利き家族も使いやすいという理由で、原付バイクもあります。
ある日、私のバイク好きを知っている友人A子から「原付バイクを貸してほしい!」と頼まれました。
A子は今度面接を受ける会社に受かったらバイク通勤を考えていて、実際に自分はバイクに乗れそうなのか、どんな道順なのかを確認するため、原付バイクで一度会社まで行ってみたいという理由で、私にお願いをしてきたとのことです。
毎日乗っているわけでもなく断る理由もなかったため、私はA子に原付バイクを貸すことに。
しかしそれから1か月、A子から原付バイクを返すといった連絡が来なかったのです。
催促
いい加減返してもらいたいと思った私はA子に催促の連絡をしました。
するとA子は「急に言われても困るよ! 原付を貸してくれるっていうから面接を受けたのに!」と、毎日の通勤に私の原付バイクを使っているというのです。
私は試し乗りのために貸しただけで無期限で貸したわけでも、譲渡したわけでもないと説明したのですが、A子は「たくさんバイクあるんだから1台なくても困らないでしょ?」と返す意志がないと主張しました。
結末
催促の連絡をした当初は、A子が自分の原付バイクを用意できるまでの期間は貸していてあげようと思っていました。
しかしA子の態度を見たところ返すつもりはなさそうで、猶予を与えると本当に返って来なくなりそうだと不安に感じました。
そのためA子には「家族が乗るためにすぐ必要なの。」と説明し、その足で原付バイクを取りに行くことに。
家まで取りに行った結果、A子は文句を言っていましたが、無事原付バイクを返してもらうことに成功。
A子の頼み事に善意で対応したはずなのに、なぜか私がケチで酷い人かのような扱いをされ、A子の神経を疑っています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。