しかし、友人からの一言をキッカケに恋愛観が一変します。
今回は、改めて恋愛の本質について考えさせられた、そんな体験談をお届けしますね!
まさに理想の男性
「キャー! 超タイプ!」
数年前、街コンで出会った男性に心奪われた私は、彼に猛アタックして、なんとか交際をスタートさせました。
ルックスも内面もドンピシャな相手と付き合える奇跡に酔いしれ、舞い上がる私でしたが、実際のところ、交際で幸せな期間は長く続きません。
なんと彼は、とんでもないワガママ男性だったのですから!
感情のジェットコースター
「え? デート、またドタキャン? 行きたいってお店も、ずっと前から予約してあったのにな……」
彼は普段から、ドタキャンは当たり前、デートも遅刻ばかり。また、連絡も3、4日放置が当たり前というタイプでした。
また、彼の背後に他の女性の気配を感じることも、多々あったのです。
彼のことは確かに好きだけど、まさかこんなことになるなんて。でも、それを耐えるのが愛情? そんな風に色んなことが頭の中をグルグル駆け回り、とにかくあの時はグッタリ疲れていました。
友人の言葉をキッカケに……
そのことについて友人に話すと、友人は穏やかな口調でこう言いました。
「京子(筆者)、これだけは言っておきたいんだけど、恋愛って幸せになる為にするものだよね」
それを聞いて、今の私は幸せでない。それなら、一刻も早く、彼から離れるべきだと確信します。
早速、自分から彼に別れを告げると、思った以上に彼は慌てていました。
「そんな……。あんなに俺のこと、好きだって言ってたじゃん」
そうです。好きだからこそ、辛いことも我慢して尽くしていたのです。
だから彼も「何をしたって、コイツは許してくれる」と甘んじていたのでしょう。
彼のそんな姑息な面を目の当たりにした気がして、一気に愛情が消し飛んだのを、今でもハッキリと覚えています。
今となっては、その機会を与えてくれた友人に心から感謝しています。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。