昨今、加熱し続ける中学受験。
実は塾に通う前からすでに戦いは始まっている!?
今回筆者の友人T子が実際に入塾前から予想外の事態に巻き込まれたエピソードをご紹介します。

小3冬から始まる中学受験

私の住む地域は中学受験の活発な地域で、小学3年生の冬から親子で塾選びや入塾テストに参加したりと活発に動き出します。

同じマンションに住むママ友U子さんには、優秀で自慢の一人息子がいます。

近隣で一番進学実績が高いエリート塾への入塾を検討し、「難しくて簡単には受からない」と噂される入塾テストも突破しました。

息子が「一緒の塾に行きたい」と言い出して!?

すると私の息子が、U子さんの息子と仲良しのため
「同じ塾へ行きたい」
と無邪気に言い出しました。

「入塾するのはテストがあって難しいよ」
と伝えたものの本人のやる気は高く、入塾テストを受けてみるとなんとか基準点ギリギリで合格。

入塾許可証をもらえた息子は「一緒に通える」と大喜び。

不穏な気配を察知して取った行動とは?

しかしそれを聞いたU子さん、「あなたの息子と同じ塾なんて」とプライドを傷つけられた様子。
マンションで会うたびに

「あそこの塾はとても宿題が多くて大変なのよ」
「サッカーを続けながら通い続けられるようなレベルの塾じゃない」

などとマウンティングめいた発言をしてくるように。

「これは同じ塾に通ったら、面倒くさそうだ」

不穏な空気を察知した私は、もっとアットホームで面倒見の良さそうな塾を息子に勧め、体験授業に行ったところ息子もその塾を気に入ったため、U子さんの家と同じ塾を回避することに。

読み通り、U子さんはエリート塾に入れた息子を周囲といちいち比較しては騒ぎ出す、トラブルメーカーに。

息子は知り合いの少ない塾へ行ったことで、誰とも比較することなくのびのびと通えて学力も着実についてきています。

塾選びは、あえて知り合いが多い塾ではないところを選ぶのもコツかもしれません。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。