「とにかく厄介で仕方なかった」と話してくれたのは筆者の友人A子。
今回は、A子が電車で遭遇したという、非常識すぎる客の迷惑言動エピソードをご紹介します。
電車
私の実家はかなり田舎ということもあってか、帰省するたびに見知らぬ人から話しかけられることが度々あります。
話しかけられた際にはいつも適当に受け流していますが、その時はとにかく失礼すぎる人に目をつけられ散々でした……。
ある日、電車に揺られていると
「横失礼するわね」
と隣に座ってきたのは70代くらいの女性。
話好きなのかこちらをチラチラ見ては、何とかしてプレイベートを探ろうとしているのがバレバレで、すでに厄介に感じていました。
失礼な乗客
話しかけられる前にイヤホンをつけようとしたのですが、時すでに遅し。
「左薬指に指輪しているわね」
「結婚されているの?」
そう聞かれ、事実なので『はい、そうです』と答えると、返事が返ってきて嬉しいのか女性はどんどんセンシティブな質問をしてきたのです。
「旦那さんはどんな人?」
「どうして1人なの?」
「お仕事は何をしているの?」
非常識すぎる!
特に嫌だったのが、
「子どもはいるの?」
という質問。
ちょうど不妊治療中の私にとっては触れてほしくない話題でした。もううんざりしていた私は『ぼちぼち考えていますよ~』と適当に受け流すと……。
「まあ、子どもは早くつくらないと」
「歳を取ってからじゃダメよ」
「友達もみんな子どもいるでしょう」
なぜかお説教が始まったのです!
グサッと刺さるチクチク言葉に、正直涙が出そうになりました。
二度と会いたくない
非常識なお説教をされ、思わず席を立って別の車両に移ろうとすると、間に入ってくれたのは前に座っていた50代くらいの女性2人組。
「個人的な話をズバズバ聞くなんて」
「ああいう歳の取り方はしたくないわ」
と聞こえるように言ってくれたおかげで、女性からの質問もピタリと止みました。
その後運よく女性の最寄り駅に着いたのか、女性はササっと車両から出ていきほっと一安心。
正直もう二度と会いたくないですし、初対面で馴れ馴れしい人とは徹底的に距離を置こうと改めて誓った出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。