経済的なマウントを取りたがる人は少なくありません。筆者の友人・S美は義母から経済的なマウントを取られ続けていました。そんな意地の悪い義母がある日、S美に牙をむきます。S美が華麗に反撃したエピソードをご紹介しましょう。

反撃

親戚たちもまだ近くにいる場での、あまりにも無礼な物言い。これにはさすがに私も怒りを抑えることができませんでした。
「……お義母さん、今なんておっしゃいました? 私はただ、お手伝いをしていただけですが」と言い返すと「あら、白々しい。おばあちゃんがお金持ってるの知ってるんでしょ? 貧乏人の考えそうなことだわ」と言い出したのです。

おばあちゃんは義父の母親なので、私に相続権はありません。
そんなことも知らずに、大勢の親戚の前でバカにした義母を許すことはできませんでした。
「お義母さん、私にはおばあさまの遺産の相続権はないですよね? 相続するのはお義父さんや叔母さまたちであって、嫁の私には一円も入ってきませんが。そんなこともご存知ないんですか?」と言うと、義母は真っ赤な顔をして悔しそうに黙りました。

意外な味方

すると、一連の様子を見ていた義父が呆れた顔をして、義母を怒鳴りつけてくれたのです!
「いい加減にしろ! S美さん(私)はよくやってくれたじゃないか! そんなところで金金言ってるのはお前の方だ。みっともない!」
義母は義父からの喝に何も言えず……私は気持ちがスッとしました。

それからというもの、義母の私に対する経済的マウントはなくなりました。
後で聞いた話では、あの日以来、義父と義母の仲は冷え切っているのだとか。
どんなに家柄やお金を誇っても、大切な場で他人への敬意を忘れる人は、結局一番大切なものを失うのだと痛感した出来事でした。

【体験者:40代女性・パート、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。