筆者の友人・Y里は、結婚してからずっと義母に仕送りをしていました。夫の親孝行をしたいという気持ちを理解して協力していたY里ですが、ある時義母のとんでもない嘘が発覚します。Y里が激怒したエピソードをご紹介しましょう。

仕送り

私たち夫婦は結婚してからずっと、義母に仕送りをしていました。
夫は幼い頃に父親を亡くし、女手一つで育ててくれた義母に親孝行をしたいと言っていて、その気持ちを大事にしてあげたいと思い、共働きの収入の1/3ほどの金額を送り続けていました。

結婚して3年が経った頃、私たち夫妻は子どもを授かることができました。
私は生まれてくる子どものために貯金をしたいと考え、夫に相談。
夫も私の考えに賛成してくれて、仕送りの金額を義母と相談することにしたのです。

隠された事実

仕送りの金額を減らしたいと言った私たちでしたが、義母は首を縦に振らず「そんなことされたら困る!」の一点張りでした。
孫のためと言っても話を聞かない義母を不審に思った私は、探偵業を営む友人に相談し、義母の生活の様子を調べてもらうことにしました。

すると、義母は働きもせずに仕送りのみで生活をしていて、車を買い替えたり、ブランド品などを購入していることが判明したのです。
そのことを夫に報告すると、夫曰く「仕事もしてるし、贅沢もしてないけど、親父の借金が残ってて返済しているって話だった。」とのこと。
私たちは嘘をつかれていたことがわかりました。

突撃訪問

私と夫はいきなり義母を訪ねることにしました。
何も言わずに普段の生活を見せてもらうことを計画したのです。

実際に義実家へ行くと、探偵の友人が言っていたように、真新しい車が車庫にありました。
突然の訪問に驚いた様子の義母。
夫が証拠としてハイブランドの袋を抱えて歩く写真などを見せると、義母は何も言えませんでした。結局は借金の話は全て嘘。
仕事もしておらず、贅沢三昧をしていることがわかったのです。

夫の怒り

これに夫は激怒!
「うちはこれから子どもが生まれるんだ! 母さんの贅沢品に金を出す余裕はないよ。仕送りはストップさせてもらうから。」と宣言し、以後仕送りをすることをやめました。

生活レベルを落とせない義母は何度も泣きついてきましたが、夫は一切受け付けず。
子どもが生まれてからもお金の無心が続いたため、今では絶縁状態になっています。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。