筆者は行ったら、ついつい色んな物を買ってしまいがちです。
そんなコンビニでアルバイトをしている筆者の知人A子さんは、とんでもないお客様に当たってしまい……!?
いつものバイトで、なんだか怖いお客様が……
A子さんがバイトをするコンビニに、一人の中年男性が来店されました。
中年男性は店内を周ることなく、真っ直ぐA子さんがいるレジに来たのですが、
「タバコ!」
と、突然怒鳴るように言ってきたのです。
「何番でしょうか?」
A子さんは驚きつつ、丁寧に尋ねたのですが、
「俺のいつものやつやろ!」
と怒鳴り、レジ横のテーブルをドンッと力強く叩いてきたのです。
今にも殴りかかってきそうな勢いで、A子さんは恐怖で泣きそうになってしまいました。
暴言を吐かれて涙目。怖かったけど、仕事しなきゃ……
すると、中年男性は文句を言いながらも銘柄を伝えてきました。
慌てて用意してお会計済ませたのですが、支払い後に、
「使えねぇ店員!」
「やめちまえ!」
そうA子さんに暴言と捨て台詞を吐いて、出て行ったのです。
まさに嵐のように去っていったのですが、恐怖で呆然としてしまいました。
しかし、のんびりしている暇はありません。
レジには他のお客さんが並んでいたので、泣くのを堪えながら次の会計をすることにしたのです。
優しさに思わずホロリ。ありがとうございます!!!
次のお客さんは若いサラリーマンで、「○番のタバコ2つください」と、すごく丁寧に話してくれました。
ホッとしながらお会計していると、
「吸わない人だと、銘柄とかよくわからないよね」
「あなたは何も悪くないと思うよ、頑張ってね」
そう優しく励まされ、思わず泣いてしまったのです。
サラリーマンは自分が泣かせたと慌てていましたが、人の優しさに触れたのが本当に嬉しくて、涙が勝手に出てしまいました。
その後店長にさっきの中年男性の話をすると、ごくたまに来る要注意人物として認識されていたことが分かりました。
まとめ
好きな物が買えるのは、それを売るために働いてくれる人がいるから、ということを分かっていてほしいものです。
横暴な態度をとっていいわけがありませんし、そういう考えの人達は今すぐ考えを改めてもらいたいですね。
【体験者:20代・アルバイト、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。