家の中が散らかっていたり物が壊れていたりすると、つい「子供の仕業だ」と疑ってしまう時がありますよね。今回は、筆者の友人宅で起こった【窓ガラス破損事件】と、その驚きの真相をご紹介します。

バルコニーの窓にヒビが

我が家は私・旦那・小学校低学年の娘の3人と、犬1匹の家族です。娘も犬もやんちゃ盛りで、賑やかな毎日を送っています。

そんなある日、旦那がバルコニーの窓にヒビが入っているのを発見。我が家は賃貸で借りているマンションのため、私も旦那も大慌て。

「それにしても、誰がやったんだろう?」と考えた時に、最初に思い浮かんだのは、家の中を元気に走り回ったり、散らかしたりする娘の姿でした。

早速娘を呼び、「窓にぶつかったり、ものを投げたりしなかった?」とやんわり聞いてみたものの、「私はやっていない」との返答が。嘘をついているようにも見えません。

次に、愛犬を疑いましたが、我が家の愛犬は小型犬。窓にヒビが入るようなことをするとは考えにくいのです。(娘でも犬でもないとしたら、一体誰が……?)と頭を抱える私と旦那。

犯人がわからないまま、モヤモヤした気持ちで過ごしていたのですが、数日後に真相が明らかになったのです!

管理会社の人から、意外な言葉が

窓のヒビはかなり目立っていたため、そのままにしておくわけにもいきません。マンションの管理会社に連絡して、「窓ガラスを交換してもらえないか」と頼んでみました。

すると後日、管理会社の人が窓ガラスの状態を見にきてくれました。私が「すみません、誰がやったのかもわからなくて……」と頭を下げると、管理会社の人から意外な答えが返ってきたのです。

「いえいえ奥様、これは“熱割れ”ですよ。いわゆる自然現象です」

「えっ、“熱割れ”って何ですか?」
初めて聞く言葉だったため詳しく聞いてみると、窓ガラスは太陽熱などが原因で自然に割れてしまうことがあり、今回はそれに該当するとのことでした。

幸いにも、ガラス交換代も負担してもらえることに。(※修理代・交換代を負担してもらえるかどうかはケースバイケースとのこと)

ホッとしたのも束の間、真相を知った娘に「私のこと、犯人だと思ってたでしょ!」と泣きながら怒られ、お詫びに娘の好きなケーキを買ってあげて許してもらいました。

証拠もないのに「子供がやったんだろう」と決めつけて、傷つけてしまったことを反省した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。