子どもたちは、サンタクロースからのプレゼントを心待ちにしているのではないでしょうか。
筆者の知人のAさんの義父は孫を溺愛するあまり、サンタクロースにライバル心を抱いてしまいました。これはその時のエピソードです。
娘がサンタさんにお願いしたい物
クリスマスは子どもにとって夢があふれる一日です。
「サンタさんが素敵なプレゼントを持ってきてくれる」
と信じて楽しみにしている私の娘(5歳)
クリスマスの朝に娘にはサンタクロースからのプレゼントを、とびっきりの笑顔で喜んでもらいたいと思いました。
娘に「サンタさんから何が欲しいか聞いておいてって頼まれたの」と言い、欲しい物を聞き出しました。
娘が欲しがっていたのは、幼稚園の仲良しの友だちの間で流行っていたキャラクターの変身セット。
クリスマスが終わったらみんなで変身ごっこをして遊びたいとのことです。
娘の一番欲しい物を聞き出すことができて、一安心しました。
義父、欲しいものを娘からこっそり聞き出してしまう
その時から間もない12月上旬に、娘を連れて義実家に遊びに行った時のことです。
義父が娘に「クリスマスプレゼントは何が欲しい?」と聞いてきました。
「もうサンタさんにお願いしたよ」と答えた娘。
私も娘がサンタクロースを信じて楽しみにしている気持ちを大切にしたかったので
「娘が欲しいものは、サンタさんがもう用意しているみたいですよ」
と義父に伝えました。
どうしても娘が一番欲しがっている物を知りたかった義父は、私が席を外している間に娘から聞き出してしまったのです。
「サンタは来なくても良い」という義父の発言にショックを受ける娘
義父の家に遊びに行った翌日の夜のことでした。
義父から
「渡したいものがあるから、娘を連れて今から来てくれるかな」
と電話がかかってきました。
娘を連れて義実家に行くと、義父が娘が一番欲しがっていたキャラクターの変身セットを用意して待っていたのです。
驚いた顔をした娘に対し
「おじいちゃんがプレゼントしたから、今年はサンタクロースが来なくてもいいな」
と満足気に言う義父。
娘は欲しかった変身セットをもらえたことは嬉しかったようですが、「サンタクロースは来なくてもいい」という言葉にとまどっていました。
サンタクロースへの対抗心
孫かわいさに、サンタクロースに対してライバル心を持ってしまった義父。
孫をかわいがる気持ちはとてもありがたいのです。
ですがクリスマスは子どもにとって、大好きなサンタクロースが家にやって来る特別な日。
サンタクロースと張り合い、娘にとまどいをあたえてしまった義父に、少し困ってしまった出来事でした。
【体験者:30代・パート、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。