義母からのクリスマスプレゼントに期待
Mさんは26歳の時、職場の同僚と結婚。
すぐに子宝にも恵まれ、幸せな日々を過ごしていました。
第一子が産まれて初めてのクリスマス。
義母から「クリスマスプレゼントを送ったよ」と連絡がきました。
「お孫ちゃんとMちゃん二人分のプレゼントよ」と言われ、Mさんもウキウキしながら到着を待っていました。
中身は、カビ臭い人形、汚いフィギュア……
義母はブランド品が大好き。
バッグやシューズの収集癖があり、Mさんも結婚前に義母からブランドの財布を譲ってもらったこともあったので、中身は何か期待していました。
そして、クリスマス当日、大きな段ボールが届きました。
Mさんは、開けた瞬間我が目を疑いました。
まず目に飛び込んできたのは、カビ臭くて大きなコアラの人形が2体。
その下にはメッキが剥がれたヒーローもののフィギュア。
一番下には、デザインも古く型崩れしたブランドバッグと小物が入っていました。
プレゼントとは真っ赤な嘘! 不用品を送りつけてきただけ
荷物に添えられた手紙を読むと『おもちゃと人形は遊ぶ人がいないから、お孫ちゃんに使ってね』と……。
夫に確認すると、コアラの人形は35年前に義理の両親がオーストラリアへ新婚旅行に行った時に購入したものでした。
また、フィギュアに関しても夫たち兄弟が子どもの頃に遊んでいたものでした。
つまり義母は、クリスマスプレゼントと称して、大掃除で出てきた不用品をMさんたちに送りつけてきただけだったのです。
着払いで返送! その後、義母とは絶縁状態に
Mさんはすぐに『不用品は受け取りません』と大きな紙に書いて、荷物の上に置いて、着払いで義理の実家に送り返しました。
その後、義母から謝罪の連絡もなく疎遠になっています。
Mさんも今は、非常識な義母と無理に付き合う必要はないと割り切っています。
私も家庭内でのコミュニケーションや贈り物に対する感覚について、改めて考えさせられました。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2023年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。