息子と友達の楽しい時間
小学校2年生の息子が、クラスの友達Bくんを家に招きました。リビングでゲームをしたり、お菓子を食べたりして、2人とも楽しそうにしていたのでCさんは安心していました。「仲良く遊べてるなら大丈夫」と思い、Cさんは少し家事をするために別の部屋へ。
突然聞こえた泣き声
すると、リビングから大きな泣き声が聞こえてきました。慌てて駆けつけると、Bくんが泣いていて、息子は困った表情。「どうしたの?」と聞くと、息子が「あのね、Bくんが僕のゲームのキャラを消しちゃったんだ。僕、怒っちゃった……」と半泣きで説明してくれました。
子どもたちに寄り添う対応
まずはBくんに「大丈夫だよ、落ち着いてね」と声をかけました。そして息子には「Bくんが悪気なくやったことかもしれないよ。まずは一緒にどうするか考えてみようか」と伝えました。2人で話をさせると、Bくんも「ごめんね、間違えて消しちゃった」と素直に謝り、息子も「僕も怒りすぎた。ごめんね」と謝ることができました。
学びとなった経験
その後、CさんはBくんのお母さんにも状況を説明し、双方が納得できる形で解決しました。
この一件で、Cさんは子どもたちの問題にはすぐに答えを出さず、まずは寄り添うことの大切さを学びました。子どもたちも自分たちで解決策を見つけることで、成長の機会を得たように思います。
今では息子とBくんの仲も元通り。あの時しっかり向き合ったことで、親としても少し成長できた気がします。子どものトラブルは時に大変ですが、親としての学びを得る貴重な時間でもあると感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。