筆者の友人F子も、中学2年生の長女が周囲と比較してネガティブになる姿を見て、明るく励まそうとします。
しかし娘の本音は意外なところにあって……?
「励まされたくなかった」娘の本音とは
そんな時、娘が「友達と喧嘩した」と言って学校から帰宅。
普段より荒れる娘に寄り添いながら
「大丈夫、すぐに仲直りできるよ」
「きちんと話し合えば分かり合えるから」
と励ましました。
すると娘は思い詰めた顔をして
「ずっと思っていたけれど、その正論がイヤなの!」
と言い出しました。
「お母さんはいつも私が言うことを、否定してばかり」
「正論じゃなくて、私のダメな感情も受け止めてほしい」
そう言われハッとしました。
娘の感情を認めていなかったと気づく
娘は自分の感情をありのまま、親から認めてほしかったのです。
私は前向きな正論ばかり言って、娘の感情を受け止めていなかったことに気づき、それからは娘の気持ちをまず受け止めることを最優先にしました。
すると娘は明らかに変わり、少しずつ色々なことを話してくれるように。
自分の気持ちを話し終えると
「でもまあ、落ち込んでばかりじゃしょうがないしね」
と自分で気持ちを立て直すようになったのです。
気持ちをきちんと受け止めてもらえたことで落ち着くようになりました。
改めて反抗期の子供への向き合い方を考えさせられる出来事でした。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。