筆者の友人Y美が遭遇した、サバサバキャラを勘違いしたママ友が巻き起こしたトラブルエピソードをご紹介します。
幼稚園の「自称サバサバママ」
娘の幼稚園のママ友で「私はサバサバしてるから」とやたらアピールするママがいました。
本人いわく
「女同士で遠慮しがちでまどろっこしい雰囲気とか苦手。サバサバした本音で生きたいよね」
とのこと。
それはいいのですが、幼稚園のクラスの初めてのランチ会から、初対面のママたちに向かって
「何歳?」
「どこ住んでるの?」
「マンションの何階?」
「旦那さんの職業は?」
などプライベートに踏み込んだ不躾な質問をするので周囲も困惑していました。
サバサバママに周囲が困惑
見かねたママ友が
「初対面でそこまで聞くのは、さすがに踏み込み過ぎじゃない?」
とやんわり注意しても
「どうせそのうち知るんだし、最初から知っておいたほうがいいでしょ! 私、まどろっこしい付き合い苦手なの」
とサバサバキャラをアピール。
ママ会を企画したり、幼稚園の行事にも積極的に取り組むなど、リーダーシップがあり良い点はたくさんあるのですが、距離感のないコミュニケーションに一部のママたちが拒否反応を示し始めます。
サバサバママの暴走→ついにママたちが激怒
そんな時、決定的な出来事が。
公園で子供同士が喧嘩してしまった場面に遭遇したサバサバママが、当事者でもないのに
「こういうのは喧嘩両成敗!」
と子供たちの言い分も聞かず、勝手に場をおさめようとしました。
「一応、子供たちの言い分を聞かない?」
と周囲のママが言っても聞かず、
「もう、まどろっこしい。親が細かいから子供も軟弱になっちゃうのよ」
と笑い飛ばしたところ、当事者の子供のママたちが激怒。
幼稚園を巻き込んだママ友トラブルに発展してしまいました。
その後、サバサバママは「失礼で勝手な人」という烙印を押され、ママ友たちから距離を置かれてしまうように。
さすがに反省したのか、次の年度からは気を使った発言ができるようになりました。
「本音でコミュニケーションしたい」という信念を貫き通すのも良いですが、相手の気持ちを考えたり配慮ある言動をすることも大事だと思わせられた出来事でした。
【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。