中学受験は親も頑張る「親の受験」とも言われます。
そのため親も真剣そのもの。
筆者の友人C子が中学受験の世界に足を踏み入れて、体験したママ友とのトラブルエピソードとは!?

「ただ……うちの子、成績を比べちゃうタイプで。いつもあなたの息子さんの方が成績が良いことに焦りを感じて、精神的に追い詰められているみたいなの。『あいつがいると集中できない』って漏らしていて……」

「なぜ、成績が良い方の私たちが追い出されなきゃいけないの?」という思いもありましたが、G君のママは「うちの子のメンタルが限界なの」と切実に訴えてきます。

環境を変えるという選択

(ここで権利を主張して今の塾に居続けても、これからもずっと彼女たちの視線を浴びながら勉強することになる。それは息子にとって、本当にプラスなんだろうか?)

(中学受験はまだ先が長い。子供が一番健やかに笑って勉強できる場所は、ここじゃないのかもしれない)
私は執着を捨て、隣町にある別の塾へ転塾させることを決意しました。

「前の塾より、今の先生の説明のほうがわかりやすいよ!」
前の塾よりも難易度が高い塾で、結果的にこれが功を奏して息子の成績はゆるやかに上昇していくことに。

同じ小学校の子もいないので、成績を比べたり比べられたりといったこともなくマイペースに勉強に集中できたのが良かったのか、第一志望に合格。

中学受験は、子供にとって過酷な競争の世界です。思わぬ人間関係の悩みに直面することもありますが、相手を変えることは難しくても、自分たちの環境を変えることはできます。あの時、執着せずに一歩踏み出したことが、結果的に息子にとって最適な道へと繋がりました。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。