そのため親も真剣そのもの。
筆者の友人C子が中学受験の世界に足を踏み入れて、体験したママ友とのトラブルエピソードとは!?
中学受験塾で切磋琢磨する小学生たち
息子は中学受験を視野に入れ、小学4年生から近所の受験塾に入塾して受験勉強をスタートしました。
同じ小学校の友人たちも中学受験をする子が多く、みんなで目標に向かって頑張っていました。
息子のクラスメイトのG君も同じ塾に通っていて、G君のママとも顔見知りだったので「お互い頑張りましょうね」と話していました。
入塾から半年。ママ友から衝撃的なお願い
息子が入塾して半年ほど経った頃のことです。
G君のママに塾のお迎えの時にばったり会ったので挨拶したところ、
「言いにくいんだけど……」
と深刻な顔で話してきました。
そして衝撃的な発言が。
「息子さんの塾を変えてくれないかしら」
と言い出したのです。
息子のせい!?
何かトラブルがあったのかと聞くと
「そうじゃないんだけど」
と歯切れの悪いG君ママ。
詳しく聞くと、G君は友達の成績がとても気になるらしく、毎回私の息子のほうが成績が良いことに勝手に腹を立て
「あいつと一緒の塾だと気分が下がる」
と言い出したとか。
それならそちらが塾を変えれば良いのでは、と正直思いましたが、G君のママは
「うちの息子がすごく困ってるの」
とあくまで被害者気取り。
トラブルメーカーとは距離を置いた
G君親子と話し合っても無駄だと察し、
「まだまだ先が長い中学受験。面倒なことは減らしたい」
と考え、隣町にある塾に転塾を決意。
前の塾よりも難易度が高い塾で、結果的にこれが功を奏して息子の成績はゆるやかに上昇していくことに。
同じ小学校の子もいないので、成績を比べたり比べられたりといったこともなくマイペースに勉強に集中できたのが良かったのか、第一志望に合格。
G君はその後も相変わらず他の子の成績が気になり続けて親子で騒いでいたらしく、受験は苦戦したと風の噂で聞きました。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。