独身時代の節約術を披露する夫
M子の夫K太は、一人暮らしが長かったので家事が得意でした。
結婚後も積極的に家事をし、時には独身時代に身につけた節約術をM子に披露してくれます。
しかし、M子は彼の節約術に頭を抱えていました。
夫に気を遣う日々に、ストレスを感じる妻
K太は「ガス代がもったいない!」と、お皿洗いは絶対に冷水しか使いません。
カレーなどの油の多い食事の時は、お湯だと効率的に落とせるのに、冷水のせいか毎回汚れが残ります。
他にも、お風呂の“残り湯洗濯”で節水してくれるのですが、洗濯物から生乾き臭がするといった問題も発生していました。
M子は夫に気を遣って、彼が寝た後にこっそりと食器を洗い直したり、除菌剤入りの洗濯洗剤に変えたり、柔軟剤を何種類も使ったりして対策しました。
互いの本音をぶつけた結果は?
そんな生活が半年ほどたった頃です。
M子はついにK太に「実はあなたが洗ったお皿汚れがひどくて困ってて……。それに洗濯物も」と正直に伝えました。
すると夫は「実は俺も皿洗いが苦手でさ、お風呂の残り湯をバケツで運ぶ時も、腰が痛いのをずっと我慢してたんだよ」と告白。
「少しでも家計の助けになればと思って家事してたけど、お互いがストレスを感じてたんだね。ごめん」と謝ってくれました。
夫婦円満の秘訣はコミュニケーションをしっかり取ること
互いの気持ちを正直に伝えあったM子夫婦。
それから二人は、ボーナスで食洗機を購入。
洗濯も、思い切ってお風呂の残り湯を使うのをやめることにしたので、大量の柔軟剤を購入することもなくなりました。
夫婦間では、相手の気持ちを理解し合うことが大切です。
夫婦円満のためにも、コミュニケーションは最も重要な要素の一つですね。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。