対等な関係を維持したいなら、友人同士でお金の貸し借りをするのは危険です。「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉もあるとおり、お金の問題で友情にヒビが入ってしまうこともあるようです。今回は友人から聞いたエピソードをお届けします。

しかし、現れたA子は有名海外ブランドの新しいバッグを持ち、
「新しいバッグ買ったんだ! 可愛いでしょ?!」
と私に見せびらかしてきたのです。

私は複雑な気持ちで「お金、大丈夫なの?」と尋ねました。
するとA子は、悪びれる様子もなく「大丈夫大丈夫! このバッグ、どうしても欲しかったんだよね~♪」と言うので唖然……。

イライラが爆発!

まさか、私が貸した5万円でバッグを買っていたとは。
「お金は必ず返すから!」と軽い調子で言い放つA子に、ついにイライラが頂点に達してしまった私は、「いつ返すの? 具体的な日にちを言って」と強い口調で問い詰めました。

すると、A子は「え〜、まだ決まってないけど……」と曖昧な返事。
「ちゃんと返して。じゃないと次に会うのはこんなカフェじゃなくて警察になるよ」
私はきっぱりと、きつめに伝えました。

それまでヘラヘラしていたA子でしたが、「警察」というワードを出されてびっくりしたのか、さすがにしおらしい態度に。
1週間後、やっと5万円を返済してくれました。

まとめ

お金が返ってきてホッとしましたが、この出来事をきっかけにA子とは自然と疎遠になりました。
A子の金銭感覚や私への態度に、友人としての付き合いを続けるのは難しいと感じてしまったからです。
本当に困っている時もあるかもしれませんが、やっぱり、友人同士でお金の貸し借りはご法度ですよね……。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。