子どもの教育方針は家庭によってさまざまですよね。狭い視野で良し悪しを判断していては、いつか子どもの前で恥をかくことになりかねません。今回は小学生の息子がいる友人A子が、ママ友とのエピソードを聞かせてくれました。
思うところがあり私立小へ
私の息子は小学1年生。私立の小学校を受験させ、無事に合格して毎日楽しく通学しています。
息子が通う小学校は、いわゆる詰め込み教育ではなく、個性を伸ばすことに重点を置いていて、息子のおっとりした性格にとても合っているようです。
正直、学費の負担は大きく、共働きとはいえ余裕があるわけではありませんが、息子にのびのび育ってほしいという思いから選んだ進路でした。
幼稚園のママ友親子と再会
ある日、放課後に息子と近所の公園に行った時のことです。同じ幼稚園に子どもを通わせていた、B美さんというママ友親子に遭遇しました。
「久しぶり! 元気だった?」
「元気だったよ! そちらはどう?」
と、最初は他愛もない世間話をしていたのですが、そのうちB美さんが少しずつ子どもの教育について探りを入れてきました。
「そういえば、A子ちゃんの息子くんって私立小学校だったよね? 習い事とかさせてるの?」
マウント開始!
小学生になると習い事をさせる家庭も多くなりますが、我が家は学校以外には通わせていません。それをそのまま伝えると……。
「え、何もしてないの? あ、でも私立の学費って高いから共働きでしっかり稼がないと無理だろうし、そんな暇ないかぁ。でもちょっとかわいそう! うちは公立だけど、習い事は4つしてるよ。やっぱり勉強だけじゃなくて子どもの可能性を広げてあげたいし♡」
と、B美さんは途端にマウントを取ってきました。