我が子の誕生日パーティ、気合いを入れて料理を作ったり、プレゼントを用意するというご家庭も多い事でしょう。
そんなハッピーであるはずの誕生日が、とんでもない事態に!?
今回は筆者の友人A子さんのお話を聞きました。

箱を開けて絶句。「僕の誕生日は?」

「じゃーん! 見て見て、超可愛くない!?」

Bママが意気揚々と箱を開けると、中から現れたのは、淡いピンクのクリームにたっぷりのリボン、ハートのトッピングがあしらわれた、超ラブリーなデコレーションケーキ。
そして真ん中には、今女の子に大人気の「女児アニメキャラ」のプレートがドーンと居座っていました。

「わあぁ! お姫様のケーキだ!」とはしゃぐBママの娘。

対照的に、電車が大好きなA子さんの息子は、ポカンとして固まっています。
(これ……どう見ても、女の子専用のケーキじゃない……?)

どう考えても「主役は一人」という仕様のケーキ。けれど断ることもできず、納得いかないままケーキ代の半分を支払い、その場は何とか笑顔でやり過ごしました。

パーティーの帰り道、息子がポツリと切ない本音を漏らしました。

「ママ……今日は、僕の誕生日パーティーじゃなかったの?」

悲しそうに言う息子を見て、ただただ心が痛みました。
結局、後日自宅で誕生日パーティーをやり直すことになったのです。
大好きな電車のケーキを見て、息子は大喜び! A子さんはホッと胸をなでおろしました。

Bママからは、よほど楽しかったのか「来年も絶対一緒にやろうよ♡」とメッセージが届きます。けれど、A子さんの心は決まっていました。

まとめ

「わが子が一番可愛い」と思うのは、どの親だって同じです。 けれど、二人分の主役がいるのなら、どちらの子も喜べるデザインにするのが最低限のマナー。

せっかくの記念日に、わが子の寂しそうな顔は見たくない。「悪気がない」という言葉は、相手を思いやる想像力が欠けていることの免罪符にはなりません。A子さんは、静かに来年の予定を「家族水入らず」でカレンダーに書き込みました。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。