そんなハッピーであるはずの誕生日が、とんでもない事態に!?
今回は筆者の友人A子さんのお話を聞きました。
子ども達は生年月日が同じ!? 運命のようなママ友
A子さんが公園で知り合ったBママは、明るくて勢いのあるママさんでした。
大人しいA子さんは初めは苦手意識を持ったものの、A子さんの息子とBママの娘の誕生日が同じという共通点で大盛り上がり。
同級生ママということもあり、よく一緒に遊んでいました。合同誕生日会なんて、最高すぎ! 楽しいし本当に幸せ♡
ある日Bママが、
「せっかくだから、一緒に誕生日パーティしよ♡」
どうやらBママがお気に入りのケーキ屋さんがあるそうで、ホールケーキを割り勘して一緒に食べようということになったのです。
もちろんすぐにOKして、息子と一緒に楽しみにしていました。
そうして当日、Bママの家で開かれた合同誕生日パーティ。
食事にゲーム、ずっと楽しく過ごして大賑わいでした。
A子さんは「良いママ友に恵まれて本当に良かった!」と、心の中で幸せをかみしめていたのです。
そうしてお待ちかねの、ケーキをオープン!
歓声があがるBママ親子でしたが、それを見てA子さんは大ショックでした。
これはちょっと酷くない? 一気に悲しい気分になってしまった……
デコレーションケーキでかなり可愛いのですが、ピンクのクリームやリボン、ハートの飾りで超ラブリー仕様。
さらに、流行りの女児アニメキャラのプレートが真ん中にドーン! と乗っているものだったのです。
それを見た息子は「?」となっているし、どう考えても、完全に主役はBママ娘だけのケーキでした。
納得いかないままケーキ代を半額出し、誕生日パーティも楽しかったのですが……
「僕の誕生日会じゃないの?」
と、悲しそうに言う息子を見て、ただただ心が痛みました。
結局後日、自宅で誕生日パーティをやり直すことになったのです。
大好きな電車のケーキを見て、息子は大喜び! A子さんはホッと胸をなでおろしました。
Bママは誕生日会に大満足したのでしょう。
「毎年やろうよ♡」と言ってきますが、正直もう二回目はしたくありません。
我が子が一番可愛いのは分かりますが、それはこちらも同じ。
男の子でも女の子でも喜んでくれるデザインにするなど、もう少し息子にも配慮してほしかった……。
まとめ
これは悲しいですし、せっかくの誕生日に嫌な思い出になってしまったのでは? と心配してしまいますよね。
悪気はなかったのでしょうが、二人用のケーキと分かっているのに配慮がない様子をみると、やはり今後は合同誕生日会は遠慮したほうがいいかもしれません。
【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。