万が一の為に防犯グッズを持ち歩く人もいると思いますが、それでも怖い思いをすることはあります。
筆者の友人A子さんは、衝撃の出来事に遭遇したようで……!?
深夜まで仕事。帰り道が怖い……
A子さんの仕事は深夜に終わる事が多く、終電を逃してしまうこともありました。
そんな時は、一駅分歩いて帰宅します。
初めは深夜の一人歩きが怖くてタクシーを利用していましたが、毎日タクシーを使えるほどお給料に余裕はありません。
そうして歩いて帰ることにしていたのですが、夜中なので周りに人気はほとんどありません。
何かあればすぐに通報出来るよう、ケータイを握りしめて足早に帰るのでした。
ジロジロ見てくる男性に恐怖。早く帰らなきゃ!
実は近所で夜間に不審者の情報が相次いでいて、まさに帰路はその現場周辺。
怖くて早く帰りたかったのですが、深夜まで残業する日は免れませんでした。
ある日も仕事が深夜に終わったので、いつも通り人通りのない道を足早に進み、信号待ちをしていた時の事でした。
横に一人の男性が立っていたのですが、その人は大声で電話中。
それだけならいいのですが、何故か横に立つA子さんをジッと見つめてくるのです。
A子さんは目を背けて前を見続けましたが、明らかに横からジロジロ見て来るので、「こういう人がいるから女は怖いんだよ」と内心ムカついていました。
信号待ちは、A子さんと男性だけ。
A子さんは信号が変わった瞬間走りだそうとすると、急に男性に腕を引っ張られたのです!
大パニックで叫ぼうとした、その時でした。
色々怖すぎたんだけど! 疑ってごめんなさい。そしてありがとうございます!
二人の目の前を、スポーツカーが物凄い速さで走り去ったのです。
スポーツカーは信号無視。
もし渡っていたら、確実に事故に遭っていたことでしょう。
「危なかった! 良かった!」
実は男性が見ていたのは、A子さんではありませんでした。
向こう側から猛スピードで走ってくる車を、不審に思ってジッと見ていたのです。
A子さんが感謝を告げると、男性は「遅いし気を付けて帰ってね!」と優しく言って去っていきました。
不審者と勘違いして申し訳ない気持ちになりつつも、助けてくれたことに本当に感謝しました。
まとめ
何かがあってからでは遅いので、正直警戒し過ぎるくらいが丁度いいのではないかと思います。
優しい男性で良かったですし、何より怪我をせずに済んで本当に良かったです。
皆様も夜道の一人歩きは、充分に気を付けてくださいね。
【体験者:30代・デザイナー、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。