とんでもないクレームを言ってくるお客さん。しかし、そんなお客さんにまさかの対応で返したアルバイト店員さん。そのやり取りを聞いていた、本屋で働いている友人のFが思わず笑ってしまったお話です。

しっかり読んだのに返品を希望するクレーム客

ショッピングモール内の大型本屋で働いている友人のF。ある時、アルバイトの男子学生がレジを担当していた時に、ものすごい勢いでレジに向かってくるお客さんが居ました。
Fは何事かと近くで見ていると、レジにいた男子学生にお客さんはこの本屋で買った本がいかに面白くなかったか、小説の細かい設定や内容を文句をつけて猛クレーム。
当たり前の話ですが、小説の内容について文句を言われても本屋ではどうしようもありません。

確かに新刊で1度しか読んだことのない本なら、古本買取店で高く買い取ってもらえるかもしれませんね。
その日の日報にはお客様からのクレームがあったことは記載されていましたが、流石に古本買取店を勧めた事は書いてなかったそうです。もちろんFも、内緒にしておいたそうです。
本来のクレーム用マニュアルとは違う対応だったようですが、アルバイトさんの機転の利かせ方はなかなかユニークでしたね。

【体験者:30代・女性本屋店員、回答時期:2022年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:ねこの
ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。