母親の期待に応えるために自分の人生を犠牲にしてきたA子。
ある日、母親の発言をきっかけに、これまで気づかなかった母親の理不尽さや身勝手さを痛感しました。
一体、どんな出来事があったのでしょうか?
そしてA子が下した決断とはどのようなものだったのでしょうか。
A子から話を聞きました。
ある日、母親の発言をきっかけに、これまで気づかなかった母親の理不尽さや身勝手さを痛感しました。
一体、どんな出来事があったのでしょうか?
そしてA子が下した決断とはどのようなものだったのでしょうか。
A子から話を聞きました。
身勝手すぎる母の介護宣言
さらに追い打ちをかける出来事がありました。
母親は姉夫婦に新築戸建てと新車購入に多額の資金援助をしていたのです。
そのことを姉が「こんなに出してもらって嬉しいけど、老後の資金は大丈夫なの?」と尋ねたところ、「介護はA子に任せるから何も問題ないわ」と平然と答えたそう。
この一連の出来事に、A子は母親の身勝手さを思い知り、深い憤りを覚えました。
「いい娘キャンペーンやめます」私の人生を生きる決意
母親も完璧な人間ではない、状況によって優先順位が変わるのは仕方ない、とA子は理解しているものの、許せない思いは消えません。
そして、A子は静かに決意しました。
今後、母親との連絡を少しずつ減らし、介護には一切関わらないことに決めたのです。
必要であれば、老人ホームへの入居を手配するつもりです。
母親への割り切れない思いはあるものの、自分の人生を自分の意志で生きていく。
それがA子のたどり着いた答えでした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。