筆者の話です。
旅行業に携わっている私は、職業柄、地図は得意と思われがちですが、実際は、方向音痴すぎて地図アプリを使っても迷います。
そんな私が、一人で新宿に降り立った時のお話です。

方向音痴、大都会に挑む

舞台の初日チケットが当選し、友人たちと舞台を観に行くことに。
当日、友人たちとは別々に、私(G子)は単独で地方から東京へ向かいました。
電車の乗り換えが苦手な私は、羽田空港から直行バスで新宿バスタへ。(新宿駅近くのバスターミナルです)。

「待ち合わせまで時間もあるし、お土産を買っておこう!」
地図アプリを開いて目的地をセット。
簡単に見える道のりに安心して歩き始めたものの、すぐに違和感が募ります。

「おかしいな、この辺りのはずだけど?」
スーツケースを引きながら右往左往するも、目的のお店は見つかりません。
気づけば汗だく、足は棒のように疲れ切り、お土産探しを断念しました。

「ホテルで休もう……。」
力なく歩き始めたその時、正面から誰かが近づいてきたのです。