こうして勝ち得たセレブリティライフを自慢げにSNSにアップするHでしたが、その裏には驚きの真実が隠されていたのです。
今回は、そんな略奪婚エピソードを紹介させて頂きますね!
ハイスペ既婚者にロックオン!
「何が何でも、ハイスペイケメンと結婚したい!」
日頃から、そのように豪語していた20代の知人女性Hは、理想の相手を見つけてアタックを始めます。
勿論、理想を追うのは良いことなのですが、困ったことにHのターゲットは40代の既婚男性でした。
「不倫はマズくない?」という周囲の言葉を無視して、Hは「ダンディで素敵!」と言って押しに押しまくり、遂にハイスペ既婚男性の略奪婚に成功します。
こうしてHは結婚と同時に専業主婦となり、豪邸での新生活をスタートさせたのでした。
華やかなSNSの裏舞台
それからHは、自身の豪華な暮らしぶりを頻繁にSNSにアップするようになります。
ですが不思議なことに、徐々に夫の姿がSNSには映らなくなっていきました。
「自慢のイケメン夫って言って、今まではツーショットを沢山アップしていたのに、最近はH1人の写真ばっかり」
そんな風に私も不思議に思っていたのですが、ある日、私は高級レストランで驚きの光景を目の当たりにしました。
なんとHが1人で2人分の料理を注文して、あたかも夫と一緒にいるような写真を撮影していたのです。
後にSNSをチェックした時も、Hは「夫と豪華なディナーの日」という設定で投稿をしていました。
満たされない日々
それから共通の友人に聞いたのですが、Hは度々「夫と上手くいっていない」と友人にこぼしていることが発覚しました。
SNSでこそ、順風満帆で豊かな日々を演じているものの、実際は夫とは必要最低限の会話しか行われない仮面夫婦状態なのだそうです。
なんでも、家事を疎かにして遊んでばかりのHに夫が愛想を尽かし、家はグチャグチャ状態だそう。
そんな辛い現実を忘れたいが為に、HはSNSで必死に「幸せアピール」をしているのかもしれませんね。
その事実を知った途端、あれ程、煌びやかに見えたHのSNSページがたちまち色褪せて見えました。
やはり真の幸福と愛情は、お金だけでは買えないそうです。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。