駄菓子屋さんに売っている当たり付きの駄菓子。子どものころは運試しもかねて、駄菓子選びを楽しんでいたという方も多いのではないでしょうか? 今回は筆者の知人の強運すぎる息子さんが、見習いたくなる価値観を披露したエピソードを紹介します。

素敵な価値観

しばらくして帰ってきた息子に、「どうだった? また当たった?」と声をかけると、少し困ったような、でも晴れやかな顔で教えてくれました。

「なんかさ、あんまり当たるからズルしてるって疑われちゃったみたいで(笑)。店員さんが『次はおばちゃんが選んであげるね』って、お菓子を選んでくれたんだ!」

当然、息子は不正なんてしていません。ただ運が強すぎただけ。
そして、店員さんが選んでくれた8個目の駄菓子を開封すると……結果は『ハズレ』。

自分で選ばせてもらえなかったこと、そして連勝が止まってしまったこと。私は「残念だったね」と声をかけたのですが……。

「危なかった! 店員さんのおかげで連勝が守りきれた! 俺は無敗のままの男だ!」と。

私が息子ならついつい自分で引きたかった、不正はしていないのに! と感じてしまいそうな展開ですが、ポジティブ過ぎる息子の価値観に感銘を受けました。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。