親になるとクリスマスはただ楽しむだけのイベントではなく、年に一度『サンタさん』になる日になります。今回はそんなサンタさんのお仕事をめぐって、筆者の知人がやらかしてしまったお話をご紹介します。

サンタさんからのクリスマスプレゼント

小学生の娘はまだまだサンタさんを信じていて、毎年サンタさんからのプレゼントを楽しみにしています。
今年もクリスマスの数カ月前から「サンタさんにお願いする物、何にしようかな~?」と、嬉しそうに悩んでいました。

そんな娘がサンタさんにお願いした今年のプレゼントは『スケートボード』です。

旦那に買い物をお願い

私の旦那は営業職で毎日朝早く仕事へ出かけ、夜は遅くにへとへとになって帰宅してきます。
そのため、日頃はあまり子どもたちとの時間を確保できていません。
それでも子どもたちのことは大切にしてくれています。

ある日、仕事中の旦那から電話がかかってきました。
「ちょうど営業で外出していて、スケートボードが売ってあるから買って行こうか?」

せっかくの申し出に私は甘えて、旦那に娘のクリスマスプレゼントを買って帰ってもらうことに。

娘が号泣!?

そして迎えたクリスマスの朝。
サンタさんからのプレゼントを見つけ、大興奮の子どもたち。

娘も満面の笑みでプレゼントを開封しました。
ところが直後、娘は号泣し始めてしまいました!

涙の理由

「どうしたの?」と駆け寄ると、娘の涙の理由がわかりました……。

そこにあるのはたしかに娘希望のスケートボード。
ただ裏面がプロレスのマスクを被ったムキムキの男性の絵柄だったのです。

格闘技好きの旦那はきっとよかれと思って自分の好みな絵柄を選んだのだと思います。
しかし、娘は小学生の女の子。
近頃の好きな色は水色で、キラキラしたものや星形やハート形が好きなのです。

旦那は仕事が忙しく子どもの好みが把握できていないことは、私が予想できたはず。
まかせっきりにせず私が一緒に選んだり、好みを伝えたりするべきだったと反省しました。

せっかくのクリスマスに娘はブルーな気持ちに、旦那も子どもを理解できていなかったことに落ち込んでしまいました。これからは気を付けたいと思います。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。