それでも子ども達は、いつでも元気いっぱい! 冬でも外を駆け回る体力がありますよね。
そんな寒い時期に、筆者の友人A子さんが体験したお話をご紹介します。
寒い中でも元気な子ども達
12月の寒い日のことです。
A子さんは3歳になる息子を公園に連れて行くと、初対面のBママ親子がいました。
子ども達は一緒に砂場で遊び始めたので、A子さんはBママとお喋りすることにしたのです。
話しながら子ども達を見守っていると、息子の鼻水が出ていることに気が付きました。
A子さんはカバンからティッシュを取り出し、息子の鼻を拭こうとした瞬間、突風が!
ヤバい! 一瞬で散らばり焦っていると……
ティッシュの袋が破けていたのもあり、公園中にティッシュが散らばってしまったのです!
慌てて拾おうとするも、風が吹いてどんどん飛んでいくティッシュ。
焦るA子さんとは対照的に、
「ママ、雪みたいだね~!」と息子は大喜び。
そんなことより拾ってよ! とイラッとしたのですが、そのやり取りを見てBママはこう言いました。
誘導するの上手過ぎ!! こんなママに憧れちゃう
「本当だね! 皆で雪集めしよっか?」
「誰が一番多く集められるかな~??」
そうBママが子ども達に言うと、子ども達は大喜び!
我先にとティッシュを拾いに行き、公園中に散らばったティッシュをすぐに集める事が出来ました。
その後もティッシュをバラまいては雪集めごっこをし、息子は帰りたがらないほど遊びに熱中してくれたのです。
拾って! と命令するのではなく、子どもの「楽しい」に繋げられる発想と声掛けに、心底感心&反省したものです。
Bママ親子とはその日以来会う事はありませんでしたが、寒い時期になると、
「公園でママのティッシュ集めしたよね~」
と笑う息子は、もう小学生。
未だに寒くなると、ホッコリと思い出せるお話でした。
まとめ
お子様が思い出して話すほど、楽しい思い出となってくれたのでしょうね。
上手に子ども達を誘導出来る人って、本当に素敵ですね。焦ってしまう時こそ冷静に話せるように、私も見習おうと思います。
【体験者:30代・パート主婦、回答時期:2023年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。