でも、なかにはとんでもない迷惑客に遭遇してしまうことも……。
今回は、筆者の知人から聞いた、お気に入りのお店で困った客のエピソードをご紹介します。
お気に入りのカフェ
先日、とても不快に感じたお話です。
私は1か月に2回は必ず行く、お気に入りのカフェがあります。
カウンター席もあるため、お客さんは私のような1人客も多いのです。
いつも3人いる店員さんも雑談をするタイプではなく、心地よいジャズを聴きながらコーヒーを飲む、そんなゆったりとした時間が好きでした。
でも先日、仕事で疲れた帰り道にふと寄ってみると、珍しく若い女性2人組のお客さんがいらっしゃいました。
その女性客たちがとにかくうるさくて……。
迷惑客
「あの男性店員かっこいいわ」
「私タイプかも♡」
「え~アタックしちゃいなよ!」
どうやら男性店員に惹かれたようで、とにかく何度も自席に呼んでは、どうでもいい話を振っていたのです。
「お水ください♡」
「あ、お兄さんおいくつですかぁ?」
「彼女います?」
明らかに男性店員の表情はこわばっているのに、色めきだっているからか全く気にせずキャーキャー話す女性たち。
そのせいでゆったりとした穏やかな時間を到底過ごせるわけもなく、むしろイライラしてしまいました。
そこで、コーヒーを飲んですぐに帰ろうと思っていた矢先、ようやく女性たちが会計へ。
すると、スカッとする展開が!
ナイス!
「従業員は見世物ではありません」
「ほかのお客様のご迷惑になる言動ばかりされていたので、大変失礼ですが今後来店はお控えください」
そう女性客にきっぱり伝えたのは店長さん!
どうやら私が入店する前から、店長さんは何度か女性たちに注意をしていたようでした。
それなのに無視して迷惑行為を繰り返していたようで、店長直々に再来店を拒否されたのです。
女性客たちは不服そうでしたが『僕も正直迷惑でした』とあの男性店員もバッサリ女性たちを拒否。
それを聞き顔を真っ赤にして、
「もうこんな店二度と来ない!」
と捨て台詞を吐いて帰っていきました。
その後
店長さんたちの毅然とした態度のおかげで、今もそのカフェではゆったりした時間を満喫できています。
よほど好みの男性だったのかもしれませんが、一度注意されたならその場で迷惑行為は控えてほしいな、と思った出来事でした。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。