朝から寒気がするなと思っていたら、どんどん体調が悪くなるので、病院を受診したところインフルエンザと診断された日のエピソードです。
病院に行った話をして、
「ご飯食べて薬飲むね。助かったよ」
と言うと、
「体調悪いと思ったから、好物を買ってきたよ。」
と夫が差し出したのは、なんと某有名ファストフードチェーン店のハンバーガーセット。
ドヤ顔の夫に固まる私。
夫は私用のハンバーガーを袋にわけると、手渡してくれ、自分の分を食べ始めました。
確かに好物ではあるけれど
ドリンクだけ口にしましたが、ハンバーガーやポテトは到底食べられず。
失意で布団に横になる私。
【病気の人に準備する食事をどう説明すればいいのか】 と、違う意味で頭が痛くなりました。
「どうした? 食べないのなら冷蔵庫に入れておくから明日食べたらいいよ。」
とかいがいしく片付けをしてくれる夫。
「……申し訳ないんだけど、スポーツドリンク買ってきてくれるかな。明日もまだ体調悪いと思うから、買い物行けないと思うし、パウチのおかゆとかゼリーとか、温めたらいいだけのおうどんとかあったら一緒に買ってきてくれる?」
回らない頭で消化の良い食べられそうなものを羅列し、買い物に行ってくれるよう頼みました。
夜にも関わらず、快く買い物に行ってくれた夫。
しかし、これまた好きだろうからと、【からあげ】などが入ってはいましたが、概ねお願いしたものを買ってきてくれました。
回復後の指導
確かに私はファストフードが大好きです。
しかし、病気の際、ガッツリした食べ物は胃に負担がかかるし、飲み込むのも大変だから無理。
消化のいい食べ物や水分補給に適したものがいいのだと、完治後にしっかり話をしました。
好物を買ってきてあげようという夫の気持ちはとてもうれしく思いましたが、私の状況も理解してもらわなければと思った出来事です。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。