これは同居している義母と、近くに住む自分勝手な義姉に悩まされた筆者の友人の話です。
離婚した義姉
結婚1年目、義実家にて姑との同居でスタートした結婚生活。
旦那は激務のためなかなか家にいる時間も少なく、私が仕事の時以外は義母と二人っきりで過ごす時間がほとんどでした。
義母が優しかったのは同居開始から1ヶ月だけで、それからはずっと姑の小言を聞き流す毎日。
内心うんざりはしていましたが、ただネチネチと嫌味を言うだけだったのでなんとか我慢出来ていました。
そんな時、遠方に住んでいた義姉が離婚し、実家近くのアパートでまだ幼い子供2人と3人暮らしを始めたのです。
そこからが地獄のはじまりでした。
子供を預けて飲み歩く義姉、私が犠牲に……
シングルになった義姉は、毎晩子供を実家に預けて飲みに歩くようになったのです。
義姉の子供の面倒を見るのは私。
しかも義姉は躾もほとんどしておらず、子供たちはわがまま放題で全く言うことを聞きません。
フルタイムで働いていた私は、仕事終わりに家事をし、毎晩姪と甥の世話をするという生活が始まりました。
義姉に断ろうにも、仕事を終えて家に戻ってくると義母が勝手に預かってしまっているのです。
義姉を甘やかす最低義母
さすがに限界を迎えた私は、義母に「仕事で疲れているし、毎晩預かるのはやめてほしい」と伝えると、
「あの子は離婚して傷付いてるの! ストレス発散に飲みに行くのもやめろって言うの!? ここは私の家なんだから文句があるなら出て行け!」
そう言われた私は、急に今まで我慢していた糸がプツリと切れてしまったのです。
「そうですね、分かりました」と静かに言い、義母と姪と甥を残して実家に帰りました。
義家族よ、さようなら
まさか本当に出て行くわけないと思っていたようで、焦った義母は急いで旦那に連絡し、仕事を終えた旦那が私の実家に飛んできました。
そこではじめて旦那に今まで我慢していた気持ちを伝えると、旦那は何度も私に謝ってくれて、翌月には義母と別居することになりました。
その後、義姉が義実家に戻ったそうですが、わがまま放題の義姉一家に、義母は数ヶ月で根を上げたようです。私たち夫婦にもう一度家に戻ってくれないかと拝み倒してきましたが、「もう戻る気はない」とキッパリ断り、今はとても平和な毎日を送っています。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:かたひらむぎ
大手マスメディアに勤務し、結婚を機に退職。現在は2児を育てる専業主婦ライター。家族や友人など、波乱万丈な人生を送る人たちに囲まれ、取材対象に。インタビューを行う中で「事実は小説よりも奇なり」を実感。体験者のリアルな思いを読者に届けるべくltnで活動中。