突然の要求に驚き
ある日、Aさんはママ友のBさんを家に招き、お茶をしながら楽しい時間を過ごしていました。リビングで他愛もない話をしていると、Bさんの視線が玄関に置いてあった少し古い靴に止まりました。
そして突然、「この靴、もう使わないならもらっていい?」と要求してきたのです。Aさんは驚きながらも、「え? これはまだ履くつもりで置いているの」と返しました。しかしBさんは、「でも古いし、あまり履いてないんでしょ? ちょうど私のサイズだから!」としつこく迫ってきます。
その押しの強さにAさんは少し戸惑いましたが、微笑みながら「いくら使ってないように見えても、自分で選んで買った靴だから手放すつもりはないの」ときっぱり伝え、冷静に対応。Bさんは少し不満そうでしたが引き下がり、話題もそれ以上広がることはありませんでした。
衝撃の事実に驚愕
後日、Aさんは他のママ友との会話で、Bさんが以前にも同じようなことをしていたと聞きました。Bさんは「もう使わないでしょ?」と適当な理由で物を譲ってもらい、それをフリマアプリで売って小遣い稼ぎをしていたのだというのです。Aさんは驚くと同時に「あの時、きっぱり断って本当に良かった」と胸をなで下ろしました。
冷静な対処で大切な物を守る
この出来事を通じて、Aさんは「物にはそれぞれの価値があるし、それを守るのは持ち主自身の責任だ」と実感しました。きっぱり断る勇気を持つことで、大切な物を守ることができただけでなく、自分自身の気持ちもスッキリしました。また、相手の言動の裏にどんな意図があるかを見極めることの大切さにも改めて気づくことができました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。