これは筆者の友人が喫茶店でアルバイトしていた時に出会った、とんでもない子連れ夫婦の話です。
喫茶店にやってきた子連れ客
私の働く喫茶店は食事も充実していてファミリーもよく来店するようなチェーン店。
座席は喫煙席と禁煙席が分かれているタイプのお店でした。
その日は混雑していて、ベンチで並んで待っているお客さんもいました。
そこにとんでもない自己中親子がやってきたのです。
その親子は2〜3歳ぐらいの子供を連れていました。
客「すぐ入れないの?」
私「申し訳ございません。ただいま満席でして、喫煙席でしたらすぐにご案内出来るのですが……。」
客「子供がお腹空かせてるから、もうどこでもいいから早く案内して。」
そう言われたので、空いている喫煙席へ案内しました。
自己中心的な言い分にびっくり
すると席に着くなり「子供がいるからタバコ吸わないように他の客にちゃんと言ってね。」ととんでもない事を申し出てきたのです。
そんなことは言えるはずもないので、「申し訳ございませんがそれはちょっと……。」と言うと
「え? 私が言えるわけなくない? 店員なんだからあなたが言ってよ。」と。
「こちらは喫煙席なのでそれは出来かねます。」と、何度断っても「子供がいるんだから当然でしょ!?」と怒り出し、アルバイトの私では手に負えなくなり店長を呼びました。
店長ははっきりと「これ以上お話しても、お分かりいただけないのであればお帰りいただくしかありません。」と注意してくれたのです。
すると渋々了承し、文句を言いながらもしっかり食事をし、最後はレジで「不親切」だの「子供に優しくない」などとブツブツと文句を言い帰って行きました。
その親子のテーブルを片付けに行くと、テーブルや床は食べこぼしだらけ。
1番驚いたのはテーブルの上に使用済みのオムツがそのまま置かれていたことです。
その喫茶店では3年間働いたのですが、ここまで常識のないお客さんはこの親子が最初で最後でした。
【体験者:30代・女性、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:かたひらむぎ
大手マスメディアに勤務し、結婚を機に退職。現在は2児を育てる専業主婦ライター。家族や友人など、波乱万丈な人生を送る人たちに囲まれ、取材対象に。インタビューを行う中で「事実は小説よりも奇なり」を実感。体験者のリアルな思いを読者に届けるべくltnで活動中。