ところがその幼稚園が地域でも有名な【セレブ園】で、ささいなことから誤解されたことがきっかけで仲間はずれに!
絶体絶命のピンチに意外な救世主が。
今回はセレブ幼稚園で実際に起きたエピソードをご紹介します。
入ってみたらまさかのセレブ園!
家から近いのでと選んだ幼稚園が、地域で有名な【セレブ園】だと知ったのは入園後のこと。
何かと「ランチしましょう」「新しいカフェができたみたい」とやけに余裕がありそうなママたちが約束し合っているのを
「優雅だなあ」
「あのお店のランチ、確か3000円くらいするはず」
と人ごとのように眺めていました。
ランチ会を欠席したことで無視が始まる!
私は園に子供を送った後はパートがあるため、何度かお誘いを受けたものの
「すみません、予定があって」
と欠席し続けたところ、
「なんて協調性のない人なの」
と陰口を言われるように。
次第に園で挨拶しても無視されるようになってしまいました。
ランチ会には意味があって!?
実はランチ会は、園ママたちにとってバザーの準備など園行事の手伝いや打ち合わせも兼ねた集いを意味していたことを後で知ります。
そのため何度もランチ会を断ったことで「仕事を言い訳に、園の手伝いを全くしない人」だと誤解されてしまったよう。
もちろんそんなつもりはないので、園ママたちの自分への誤解を解きたい! と思うものの、誰とも話せない状態のために途方に暮れてしまいました。
突然現れた救世主!?
そんなある日、パートの終業が遅れてお迎えがギリギリになり駅前をダッシュしていたときのこと。
目の前に突然停まった高級車。
運転していたのはクラスメイトのママでした。
「お迎え間に合う? 一緒に行こう」
と乗せてくれたのです。
なんとかお迎えに間に合い、お礼を言うと
「私も日中働いてるの。働きながらこの園通うの大変だよね」
と理解を示してくれました。
そこで無視されていることを思わずこぼすと
「知らなかった。そんなことになってるの?」と言い「私がなんとかしてあげる」。
翌日の朝。
今まで無視してきたママ友たちの態度が豹変。
なぜかにこやかに話しかけてくるように。
実はそのママ、この園に3人目の子供を通わせている大先輩ママで、会社も経営している実業家で誰もが一目置く存在だったのです。
偶然にも助けられたことをきっかけに、誤解も解け平穏な園生活を送れるようになりました。
助けてくれた先輩ママには感謝です。
【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。