仲のいいママ友でも、ある行動を目の当たりにして引いてしまった……そんな経験はありませんか? 今回は、筆者のママ友から聞いたお話をご紹介します。価値観は人それぞれですが、気になっちゃうことってありますよね。

ママ友とクリスマスパーティーをすることに

幼稚園の仲良しママ友グループでクリスマスパーティーをしたときの話です。

4家族の母と子どもで集まり、たこ焼きをすることになりました。それぞれ役割分担を決め、私とAママが買い出し班になり2人でスーパーへ行きました。私がたこ焼き粉を手に取りカゴに入れたのですが、Aママはそれを棚に戻し、陳列の一番奥に手をツッコんで商品を手に取りました。私がどういうことかと戸惑っていると、Aママは得意気に
「やだー、知らないの? 一番奥のほうが賞味期限長いからお得なんだよ!」
そう言って、天かすや青のりもそれぞれ陳列棚の奥から取り出し、一番賞味期限が長いものを確認してからカゴへ入れていきました。

一緒にいて恥ずかしい……

SDGsも浸透してきている中、商品棚に貼ってある“手前取りでお願いします”のPOPは無視。
B子に対する店員からの視線も感じ、一緒にいるのが恥ずかしい気分になり、
「すぐ使うから、そんなに賞味期限のこと気にしなくても一番手前のでいいよ」
とやんわり制止しましたが、
「こんなの当たり前! やらないと損だよ」
とあざ笑うような言い方で持論を展開して、全く聞いてくれませんでした。

A子から耳を疑う発言

その後合流したママ友たちとの会話の中で、食費の話になったのですが、Aママが
「節約しないとって思うのに、賞味期限忘れちゃってよく捨てるの(笑)」
と耳を疑う発言が飛び出して仰天! 賞味期限が長いものを選んでも、結局捨ててたら意味ないじゃん!? とツッコみそうになりました。確かに食べ物は賞味期限が長い方が有難いですが、食品ロス削減の動きが広がっている昨今、食べ物ひとつひとつを無駄にせず大切にする意識を持つのも大事なのではないでしょうか。価値観の違いに、思わずモヤッとした出来事でした。皆さんはどう思いますか?

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira
シナリオライターとして活躍するも、出産と育児を機に、フリーライターに転身。バリキャリから、家庭と仕事の両立への転換を経験し、その思いをコラムに執筆。現在はママ、PTA、職場と家庭のバランスなどを主なテーマにコラムを執筆中。